【LOVE & Co. JOURNAL】保護猫ブログ おかえりハンサム!


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こんにちは。今村です。

今日からもう11月ですね!今日はすごい秋晴れでしたが、朝晩はだいぶ涼しくなってきましたね〜。どっちかと言うと私は夏よりも秋冬のほうが好きですが、日が暮れるのが早くなってきて、ちょっと寂しい気分になります。

寂しいと言えば(?)、トライアル中だった保護猫のハンサムくんが残念ながら正式譲渡に至らず、戻ってきてしまいました。残念です。

猫にとって環境が変わることはとてもストレスフルなので、慣れ親しんだchaomiさんのオフィスからトライアル、そしてラブコのオフィスへと移動になってしまったので、ハンサムに申し訳ない気持ちです。。。

 

原因は、ハンサムの夜鳴きによるご近所からのクレームでした。希望者さんは、わざわざペットOKの物件にお引越ししてのお迎えだったのですけどね・・。「自分が耐えて済むことだったら頑張ったのに・・」とのことでした。

譲渡先で猫が鳴いてしまうことはそんなに珍しいことでもなく(中には全然鳴かない子もいますが)、大抵は1-2週間で収まること多いです。大抵の場合、慣れない場所で落ち着かないから不安で鳴いてしまうのですが、ご飯もあんまり食べなかったりで、里親さんも猫も不安になるこの期間を頑張って乗り越えたら一安心という感じです。

これまで、個人で活動している時も含めて、譲渡先から猫が戻ってきてしまったことも何回かはありましたが(LOVE & Co.になってからは一度だけです)、その時の理由は「思っていたよりも慣れない」とか、「今村さんちにいた時よりも(ブログでみていた時よりも)幸せそうに見えない」とかそんな理由が多くて、慣れるまで時間がかかると説明していても、人間の方がギブアップしてしまうパターンでした。

なので、いつも里親さんにはそんな事情を説明しているのですが、今回はご本人ではなくて、近隣の方のクレームでトライアル中止という結果となってしまったのです。里親候補の方から、相談ではなくて、「戻したい」と言われた場合は、説得しようという気持ちは一切ないので、すぐに迎えに行った次第です。

今回の場合、クレームを言ってきた方が同じマンションの住人さんで、逆上して何かしてきたらどうしよう、とかいう心配もあったりして、そうなると私自身のことではないからどうすることもできません。直接管理会社とやりとりしたわけではありませんので、詳細はわかりかねますが、管理会社の人ももうちょっと仲裁してくれてもいいのに、とも思わないわけではありませんでしたが、人それぞれ考え方も受け止め方もいろいろなので仕方ありません。

 

ハンサムにはきっともっと違うご縁があるはずです!

 

譲渡の際には、生涯その子を守って欲しいとお伝えしているのですが、いろいろ考えて「守る」っていう言葉にしています。可愛がってください、大事にしてください、というのもちょっと違う。守るためには自分も強くならないとダメだし、愛情だけあっても守ることはできないと思うのです。

 

何れにしても、トライアルというのは、そういう意味でもトライアルなのかもしれません。猫にとって環境が変わるのはとても負荷がかかるので、トライアルと言っても譲渡前提のトライアルにしていますが、猫だけではなく、人間にとってのトライアルだったりもしますしね。

それに、ハンサムの場合は、何か不安な要素が他にもあったのかもしれません。今回のことがあって、動物行動学の先生にも相談してみたのですが、10日間を超えて、ずーっと激しく鳴くのは環境が変わったからという不安要素だけではなく、他にストレス要因があることを考えた方がいいとのことでした。

実際に、具体的なストレス要因や、ハンサムが実際にどれくらい激しく鳴いていたのかはわかりません。ラブコに戻ってきてから数日は大きな声で鳴くこともありましたが、私的には許容範囲な感じだし、今現在に至ってはだいぶ収まってきました(夜中は人がいないのでわからないですが・・・)。残念ではあるけれど、きっとご縁がなかったということかなと思っています。

戻ってきたばかりは食欲もあまりありませんでしたが、最近はちゃんと食べるようになりました(ホッ)。

 

 

ちなみに大人の子だけが鳴くというわけではありません。今年12歳になる我が家のけろくんは、生後2ヶ月くらいの時に保護したのですが、最初の数日はよく鳴いていて、家で勉強していた同居人に「うるさくて集中できないからどうにかして欲しい」と文句を言われました。その時私が何を思ったかというと、けろくんではなく、同居人との決別ですけどね(爆)

わかってもらえるように猫がいかに不安かを説明したりしてるうちに、そのうち鳴き声も収まったので、結果オーライとなりましたが。。。今では来たばかりの猫が鳴くのは当たり前って感じで全然気にしていませんが、その時住んでいた家が狭かったというのもあったのかもしれません。

側からはわからないけれど、人にはいろいろな事情があって、ただでさえ辛い時に猫の鳴き声が響いて精神的に参ってしまうこともあるだろうし、でもだからと言って、猫だって慣れない場所で一生懸命頑張っているわけで。

猫を守るということは、猫と自分だけの問題ではなくて、時には他人も巻き込まないといけなくなるのですよね。予想できることばかりではないけれど、何があっても、という覚悟が必要なのだと思います。時には政治だって必要になるのですよ(笑)

 

私たちも反省すべきことはたくさんあります。

なんだかどんどんハードルが高くなってしまいますが、トライアルに出て戻ってきてしまうって、やっぱり猫的には一番傷ついてしまうのではないかと思うので、もう二度とハンサムには辛い思いをさせないように、そして他の猫たちにも悲しい思いをさせてしまわないよう、今回のケースから学ぶことはたくさんありました。経験してみないとわからないことはまだまだたくさんありますが、少なくとも、今回のことを無駄にしないよう、頑張ります!

イケメンハンサム君、家族を再度募集します〜!ラベルもまた作らないとね〜!

ハンサムは、壁が厚いお家を希望します(笑)

こんなにイケメンで甘えん坊で可愛いハンサムだから、きっと良いご縁があるはず〜!

我こそは、という方、お待ちしています!

<毎週日曜日はオフィスDE譲渡会 12:00-16:00> 毎週日曜日は等々力のLOVE&Co.のオフィスで譲渡会(オープンラブコ)を開催中! 猫の譲渡希望の方はもちろん、保護活動に興味のある方、ボランティアをしたい方、お買い物をしたい方、ご予約なしでお入りいただけます。(注:猫カフェではないので、お茶しながら猫と遊びたいという方はご遠慮ください)

 

 

 

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