保護猫の譲渡について
猫との暮らしはとても楽しいものですが、単に「かわいそう」「癒されたい」「寂しい」という感情だけで飼育することはおすすめしません。彼らのためにあきらめなくてはいけないものもたくさんあります(その価値はあると思いますが^ ^)。残念ながら、結婚や出産、転職や転居、離婚などがきっかけで、居場所をなくしてしまう子たちもいます。一時的な感情に流されず、一生の責任を背負う覚悟と準備ができてからお申し込みください。
LOVE & Co.では譲渡したら終わりではなく、人も動物もハッピーに暮らせるよう、できる限りのフォローさせていただいております。卒業した後も、末永くおつきあいさせていただきたいと思っておりますので、ご了承ください。
譲渡条件
① 人と猫が十分に生活できる経済力、安定した収入があること。
どうぶつと暮らすにはお金がかかります。フードや猫砂といった消耗品の他、病気になった時の医療費が必要です。動物の医療は人間のような健康保険制度はありませんので、検査や入院、手術が必要になった場合は、決して安くはない金額がかかります。病気になった時に適切な医療ケアを受けさせてあげるのは飼い主の責任と考えています。そのため、生活保護を受けている方、安定した収入のないご家庭、無職の方、学生には譲渡しておりません。
② ペット飼育可能な住宅にお住まいであり、人とペットが快適に生活できる環境であること。
ペット不可の住宅にお住いの場合は譲渡しておりませんので、ペット可物件にお引越しされてからお申し込みください。(ペット不可だけど、みんな猫を飼っているから大丈夫等はNGです)。猫の性格にもよりますが、譲渡したばかりは不安から大きな声で鳴いてしまうことも少なくありません。また、譲渡の際にはこちらからお届けに伺い、住居環境を確認させていただいております。ペット不可にお住いの場合はお話を進めることはできませんのでご了承ください。
③ 完全室内飼育、脱走防止対策をしていただけること
バルコニーやリードをつけてのお散歩もNGです。特に一戸建ての玄関口は構造によっては物理的な対策(柵をつけるなど)が必要です。猫の安全を守るために、脱走のリスクを十分に理解し、対策をお約束していただけない場合は譲渡できませんのでご了承ください。
④ 一時的な感情でなく、終生飼養の責任と覚悟があること。
室内猫の平均寿命は15才~20才と言われています。ご自身の年齢や、生活環境、収入のことも充分に考慮してください。結婚、出産、離婚、転勤等が理由で捨てられる猫は少なくありません。特に出産もお考えの場合は、子供が生まれても変わらぬ愛情と責任を持ち続けることができるかどうかを十分にご検討してからお申し込みください。
⑤ 定期的に譲渡した猫の様子をご報告いただけること。
正式譲渡後、最初の3ヶ月は定期的(週1回程度)に写真付きで報告をお願いしております。もちろんその後もご報告は大歓迎です。送り出した子たちが元気でやっている姿をみると、わたしたちもすごくハッピーなので、是非ご協力お願い致します。
定期的なご報告の代わりに、猫たちの様子をアップしているSNSなどをお知らせいただくのでも大丈夫です。
その他、譲渡が難しいケース
【未成年・学生の方】
収入やライフスタイルが落ち着かれてからのお迎えをご検討ください。
【高齢の方】
当該猫を最期まで看取ることができる場合のみ譲渡可能です。年齢60歳以上の方への子猫の譲渡は行なっておりません。また、高齢のご家族のための代理譲渡も行なっておりません。必ずご本人がお申し込みください。
大人の猫であれば場合によっては譲渡も可能ですが、猫も高齢になると腎臓が悪くなったり、健康上の問題が出てきてこまめなケアや通院が必要になりますので十分にお考えください。
【出産予定・乳幼児がいらっしゃるご家庭】
子育てが落ち着いてからのお迎えをご検討ください。
【未就学のお子様がいらっしゃるご家庭】
予測不能な行動を取tたり、大きな声を出す子供が苦手な猫は多いです。また、人に慣れていない臆病な性格の猫も多いため、猫の性格によっては、小さなお子様がいらっしゃるご家庭への譲渡はお断りする場合がございますのでご了承ください。
【留守番時間が極端に長いご家庭】
ご高齢者のみのご家庭、お留守番時間の多いご家庭には、体調を崩しやすい子猫は譲渡しておりません。
【単身の方でいざという時に猫のお世話を頼めるご家族、友人がいない方】
単身の方にも譲渡はしておりますが、ご本人に何かあった際に助けてくれるご家族、友人、もしくは経済力があることを前提にしております。