【LOVE&Co. JOURNAL】元保護猫の卒業生くーたんとのお別れ


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くーたん、またね

また暑い夏が戻って来てしまいましたね。

 

晴天の今日はLOVE&Co.の卒業生、くーたんとお別れの日でした。

 

 

くーたんは2016年の12月10日にLOVE&Co.にやって来た黒猫の女の子。

ご近所のご婦人から相談を受け、脚の怪我と腎臓が悪い子で、もう1ヶ月以上も入院している状態で、今後どうしたらいいのかわからない、みたいな内容だったかな。

 

脚は車に轢かれたのか先天的なものなのかわからないけど、ぐにゃっと曲がっていて、地面に擦り付けて歩かないといけないため、常に傷が治らず、膿んでしまっていました。本来ならば断脚手術をしたいところなのだけど、重度の腎不全で貧血もあり、手術に耐えられるかわからないという状況。かといって、脚は治るわけでもなく、なんとかしないと歩く度にどんどん酷くなっていきます。

 

このまま一生入院させておくわけにも行かないし、こちらで引き受けることを決め、とりあえず、LOVE&Co.のかかりつけの品川WAFどうぶつ病院に連れていきました。

車の中でくーたんとご対面でした。

 

推定年齢は半年くらいでまだ若いのに、重度の腎不全。脚の傷が貧血を悪化させている可能性もあり、脚をまずどうにか治療できないか試すことになりました。

包帯の交換や腎臓の治療も必要で、くーたんは我が家にステイしてもらい、毎日輸液を行っていたのですが、これがまたいい子で。大人しく点滴がポタポタ落ちるのをじっと我慢してくれていました。

包帯毎日変えていたっけ

 

 

肉が見えちゃっていました。

 

 

脚は色々やってもやっぱり一向によくならず、このまま時間が経過していくと、腎臓の数値も悪化の一途を辿ることが考えられ、とうとう断脚手術を実行することになったのが年が明けた2017年の一月でした。麻酔に耐えられるかどうか、リスクは決して低くなく、万全の体制を取るべく、輸血の準備もしておいた方がいいということになりました。

あまり高齢だったり、体が小さい子ではキツイ。輸血する方も身体的に負荷がかかります。おとなしい子でないと厳しいし、、、、と考えたら我が家のパルくんが条件に当てはまりました。パルくんも元野良猫。供血はかわいそうだったけど、くーたんを助けて欲しいとお願いしました。

 

オペ前に入院するくーたん

 

オペの際はかかりつけの先生に加えて、助っ人で経験豊富で腕のいい先生が追加で2名加わり、3名体制で行われました。予定時間を過ぎても終わった連絡がなかなか来なくて、あの日は生きた心地がしなかったなあ。

結果、手術は成功して無事に終わったわけですが、後に聞いたら、途中危ない瞬間があり、パルくんの血がなかったら厳しい状況だったようです。

本当に無事に終わってよかった。くーたんは大手術も乗り越えてくれたのです。

パルくんとくーたんは血を分けた兄妹になりました(笑)

 

 

手術のあとはどんどん元気になり、3本足でどんな高いところも登り、元気に走り回るようになりました。

くーたんは頭が良くて愛らしい子で、猫たちとのコミュニケーションも上手。我が家の猫たちからも受け入れられていました。夜は一緒に寝てくれて、すべすべの毛並みと可愛いなき声が本当に愛しかったです。

 

 

それから数ヶ月して、2017年の9月、運命の家族との出会いがありました。

里親さんになってくれた方は、私が個人で活動している時にFIVキャリアのサバティという猫の里親さんになってくれたNさん。これまでたくさんの、いわゆるもらわれにくい猫を引き取り、看取り、猫の看護の経験も豊富な方です。Nさんなら安心と心から嬉しかったです。

(NさんとくーたんのことはShippoというWEBマガジンにも取材記事が掲載されました。取材記事はこちらをご覧ください)

 

そんなNさんの元で幸せに暮らすことになってから、もう少しで一年でした。

腎臓の数値を考えると長生きは難しいとある程度はわかっていましたが、あまりにも早かった。。

腎臓の数値が悪化しても、亡くなる少し前までは元気に遊んでいたりご飯もたくさん食べていたそうです。そう、くーたんは手術の後もあっけらかんとしていて、とても強くて頑張り屋の子だったのです。

 

Nさんが会社に行く前の朝、ニャーっと鳴いて、腕の中で息を引き取ったそうです。

もっともっっと元気でいて欲しかったけど、発作などで苦しむこともなく、大好きな人に見守られて旅立てたのはある意味幸せだったのかもしれません。

別れは決して簡単に割り切れるものではないけれど、看取るのは人間の大切な仕事だと思います。いつまでも一緒にいたいと思ってしまうけれど、やっぱり自分の子は最期まで見届けないとね。自分自身はそんなに長生きしたいとは思わないけど、でも猫を全員看取ってからでないと死ねないとつくづく思っています。

くーたんのお骨はとっても小さかったです。小さい体で本当によく頑張りました。

 

可愛いくーたんと一緒に過ごせて幸せでした。またね。

 

くーたんの葬儀を終えて帰る途中、また猫の相談が来ていることに気づきました。

公園にキャリーに入った状態で子猫が4頭捨てられているって。。。気づいてもらえてよかった。

LIFE GOES ONです。

 

 

 

 

 

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