
LOVE & Co.の今村です。
おとんこと、演歌とーちゃんに関してみなさまにお伝えするべき重要な事項が生じてしまいました。
結論から申し上げますと、先日に行なったウィルス検査の再検査で、演歌にFIV (俗に言う猫エイズです)陽性の反応が出てしまいました。
演歌とメロディは2016年の11月に保護し、当初のウィルス検査では二人とも陰性でした。メロディは今回の検査でも陰性のままです。
感染の時期については、陽性反応が出るまでに潜伏期間もあり、はっきりと断定はできないものの、おそらくFIVキャリアであった多摩川の猫たちを保護していた際に、咬まれたと思われることがあり、それが原因であったと思われます。
演歌は保護するまでずっと野良猫でケンカもしてきました。それでも感染を免れて生き抜いてきたのに、猫を守るべき立場である私の管理不足のせいで、不用意に危険な目にあわせてしまい、なんとお詫びしていいか言葉が見つかりません。。。
ラブコではキャリアの子は基本隔離していますが、狭い部屋に閉じ込めてしまいストレスになってしまうこと、またFIVが容易には感染しない事を踏まえ、人の目の届く範囲では隔離部屋から出してフリーにしていました。
今回の件は、朝のご飯時に不意な訪問があり、ドアを突き破って出て行ったキャリアの子を制御することができませんでした。とはいえ、シェルターを運営する以上、あらゆることを想定して管理するべきであったのに、対処が甘く、このような事態になってしまいました。完全に私の責任です。そして何よりも、演歌に対して許されないひどい事をしてしまいました。
念の為、感染したと思われる時期以降に接触のあった猫たちの里親様にはご連絡の上、再度ウィルス検査を実施してもらうようお願いしており、ラブコの猫たちも再検査をする予定です。
演歌に至っては、メロディと共に、安心して暮らせる家族を見つけられるよう、今まで以上に努力するくらいしかできることが見つかりません。保護猫の出入りの激しいラブコに2年以上も滞在させてしまっており、申し訳なく思っています。
キャリアの子に罪はありませんし、ノンキャリアの子もキャリアの子の健康と安全を守ることを仕事にしているのにも関わらず、十分な対策ができていなかった責任はとても大きいと感じています。
本来であれば、保護活動を続けるべきではないと叱責されても致し方ない間違いをしてしまいましたが、やめる事では罪を償いことができないと考え、二度と同じ間違いを繰り返さないよう、今後、対策していく所存です。
みんなに愛されて、ラブコの看板を背負ってくれているおとんに本当に申し訳ない事をしてしまいました。どのような厳しいご意見も受け止める覚悟でおりますが、演歌とメロディの可愛い夫婦に安住の場所を見つけてあげられるように努めますので、それだけはご理解いいただければ幸いです。
2019年4月6日 一般社団法人LOVE&Co. 代表理事 今村友美