【LOVE & Co. JOURNAL】月ちゃんとお別れ


2019年最初のブログが悲しいお知らせになってしまいました。

すでにご存知の方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、我が家でお世話をしていた月じいこと月ちゃんが、1月2日の夜、天国へ旅立ってしまいました。

いつも姿勢がよくってかっこよかった月ちゃん。

2018年の1月31日、ブルームーンの夜、我が家にやってきた月ちゃんは、当初から高齢の猫ちゃんでした。2017年の9月から駅前で目撃されるようになり、保護されたのが2018年の1月。少なくとも2018年の冬は外で過ごしていたようです。

正確な年齢はわかりませんが、動物病院に連れて行ったところ、歯もスケーリングされていたようでとても綺麗だった他、尿道切除の手術の跡があったことから、最初は誰かに大切にされていた子だったようです。その後のレントゲンなどから、腎臓の形からかなり高齢であることがわかりました。少なくとも15-16歳は行っている、との所見でしたが、個人的には20歳を超えていても不思議ではないと思えるくらいでした。

2018.1.31の夜、病院に迎えに行きました。



高齢の子に多い慢性腎不全も患っており、膵炎などもあり、毎日点滴が必要だったため、ラブコのオフィスではなく、うちでお世話をすることになりました。うちは旦那が自宅で仕事をしているため、無人になることはないので、その点も安心でした。

最初はベッドから全然動かない月ちゃんでしたが、次第に家中を探索するようになり、そのうちベッドで毎晩一緒に寝てくれるようになりました。

他の猫たちとケンカすることも一切なく、すんなりと溶け込んでいました(笑)

朝が苦手な私は目覚ましが鳴ってもスパッと起きれないのですが、私がなかなか起きないと、クンクン鼻を顔に近づけてきて、パシッと平手打ちしてくれたり(笑)、髪の毛を抜けるくらい引っ張って起こしてくれました(笑)

スパーンと平手打ちが飛んできた 笑
ラブコに同伴出勤した時は発送も手伝ってくれました。

冬が終わり、春がきて、夏も秋も月ちゃんとのそんな穏やかな生活が続き、足腰は弱くなりながらも、2019年の元旦も無事に迎えることができてほっとしていたのですが、翌日の早朝、ベッドで粗相をしてしまい、その後は自力でトイレに行ったりしていましたが、歩くときに転んでしまいました。

亡くなる日の朝の月ちゃん。

晩年は体調の波が結構あって、いつ逝ってもおかしくはないと覚悟を決めつつありましたが、そんな心配をよそに、しれっと回復してくれたりしたので、今回も大丈夫だといいなと思っていたのですが。。。

月ちゃんのことが気になりつつも、出勤したのですが、夕方自宅の旦那からいよいよ危ないかもしれないと連絡が入り、急いで家に帰りました。幸い、その日は二人出勤の日で、矢沢が私に代わってラブコ猫たちを見てくれました。

自宅に帰ると、ベッドで横たわっている月ちゃんの姿がありました。朝はホイップと一緒に窓際で日向ぼっこしたりしていましたが、もう自力で立てなくなっていました。

もう瞳孔が開いてしまっていて、意識もあるのかわかりませんでしたが、月ちゃん、と話しかけて体を撫でたら反応がありました。

これまでも猫を看取ってきた経験から、もうお別れしなくちゃいけないとわかりました。最期は、月ちゃんの手を握って、言いたいことを全部伝えることができました。そして、月ちゃんもなにやらむにゃむにゃしゃべりました。なんて言ったんだろうなあ。そのあと、ふーっと息を吐いて、心臓が止まりました。あまりにも静かな最期で、耳を当てて確認しないとわからないくらいでした。

大好きなカツオバーをもっとたくさんあげればよかったと後悔していますが、それ以外はなんでしょう、やりきった感があります。一年を迎えることはできなかったけど、いろんな思い出ができたし、何よりも一緒に暮らせてとても楽しかったです。幸せでした。

食べてもどんどん痩せてしまった月ちゃんは、もう2kgもなく、子猫のイワシっこに体重も抜かれてしまいました。骨格はしっかりしているのにとっても軽くて、風が吹いたら飛ばされそうになっていました。それでも眼光は鋭く、独特のオーラがあって、なんだか神様みたいな猫でした。静かだし、動きもゆっくりなのに、圧倒的な存在感がありました。

帰宅するとお出迎えしてくれました。

昨日葬儀を済ませ、お別れをしたばかりなのですが、やっぱり寂しいです。キッチンに立つたびに私のあとをつけてきて静かにご飯を催促していたから、キッチンに立つ度に会いたくなります。

猫と暮らす以上、看取るのが人間の役目だから仕方ないことですよね。とても寂しいですが、他の猫たちの存在に助けられてもいます。

ただ、年末にオーダーしていた月ちゃん用の体圧分散マットとか、高さの低いジャンボトイレやサプリなんかが次々に届くから辛い(笑)月ちゃんへのお年玉のつもりだったから、なんかキャンセルするのもなあ、って。他の猫が使うからいいか、と思っております。

最後になりましたが、月ちゃんのことを応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました。月ちゃんにもみなさんの声が届いていると思います。覚悟していたとは言え、月ちゃんがこんなにも早く旅立つとは思っておらず、ウォールデコカードも制作しておりました。完成したらぜひみなさんのおうちにも月ちゃんを飾っていただけると嬉しいです。

最期まで誇り高くて、かっこよかった月ちゃん、Rest in Peace.