【LOVE & Co. JOURNAL】ハンサム君の卒業と卒業猫の脱走劇


またもや事件や出来事色々で更新が追いつかず。。。
嬉しいニュースからお伝えすると、ハンサムBOYことハンサム君が3度目の正直でトライアルに旅立ちました〜!

ハンサムの新しいおうちは、とっても安心なおうち。
なぜなら毎週ラブコをお手伝いにきてくださっているラブコワーカーさんのおうちなのです^ ^

ハンサムにずっと片思いしていたというYさん。ハンサムがFIVキャリアであることや、2度のトライアルと出戻り、夜泣きのことも、皮膚のアレルギーのことも、ぜーんぶ承知の上、それでも、とお申し出いただきました。
Yさんのおうちは先住猫ちゃんがたくさんいて、通常だったら、譲渡するのにちょっと戸惑ってしまったかもしれませんが、おうちの環境や、保護猫に対しての理解も深い方でして、これ以上、いいご縁が見つかるとは思えず、託すことにしました。

Yさんのおうちに到着したら、先住ちゃんのボスであり、同じくキャリアのネオ君がすぐにハンサムにご挨拶しにきてくれました。唸るわけでもシャーするわけでもなく、ふたりとも鼻をツンツンして落ち着いていました。

ハンサム用に、広いリビングに大きなケージをご用意してくださり、とりあえずはそこにIN。ですが、私が帰ったあと、すぐに室内をお散歩したようで、しかも夜鳴きもなかったとか!すごい〜。ハンサムがやっと安心できるおうちができたんだ、と思いました^ ^

まだ一応、トライアルという形ではありますが、きっと大丈夫かな。

ハンサムの様子は、里親さんのinstagramでご覧いただけます!

これからも一緒に見守ってください〜。


さて、いいニュースもあれば、ヒヤヒヤな出来事もありました。

実は、卒業生のすずめちゃんが5/8の朝、自宅の玄関から脱走してしまうという事件が起きました。

近所に聞き込みをしたり、チラシを撒いたり、ポスターを投函したり。捕獲器を借りれるだけ手配して、猫探偵さんの力も借りながら、捜索すること10日間(涙)
やっと10日目の朝、すずめが捕獲器に入り、無事に確保できたと連絡が〜!

結果的に無事に戻ってこれたので、万々歳なのですが、ご家族の皆様はもちろん、私たちも気が気じゃありませんでした。探偵さんのアドバイスでは第三者がむやみやたらにザワザワして探そうとすると逆効果とのことで、ご家族が名前を呼びかけるにしても、動揺していて普段と違う感じだと、猫はそれを察知して出て来にくくなる、出来るだけ冷静に、とのこと。

私たちも途中で気持ちを切り替えてご家族のバックアップに徹する事にしました。その間、猫探偵はどうやって猫を探すのか勉強する事にし、インタビューをみたり、猫探偵のドラマを観たり、本を買って読んだり。

目撃情報も出てきて、周辺に捕獲器を設置するも、次々とすずめ以外の野良ちゃんがIN。

目的はすずめの保護で、リリースすることも検討していました。ただ、すずめの自宅の敷地内でぷらぷら歩いているのも見てしまったし、リリースしたらすずめの居場所が無くなっても困る。。。それにこれも何かのご縁だし、、、、とラブコで保護することにしました。

最初に捕獲器に入ったのはこちらのお方

KATSUSHIN

その迫力ある出で立ちが、座頭市の勝新太郎を彷彿させたので、「勝新」と名付けました。

その次に入ったのはこちら

ファンファン大佐

勝新ときたら、三船とか黒澤とか名付けたかったのだけど、あんまりにもまん丸の顔で愛らしいので、ちょっとイメージと違うわ〜。どっちかというと、岡田真澄氏風、ってことでファンファン(大佐)にしました(笑)みんな知ってるかしら。

というわけで、ひょんなことから2頭の猫がラブコにやってきました。

すずめがずっと捕まらなかったら、と思うと気が気じゃありませんが、とにかく無事に保護できた今、笑い話っていうか、すずめがこの2頭を保護させたんだ、って思うことができます。

10日間の脱走で、500g痩せてたそう。どっかでなんか食べてたな(笑)


それにしても、今月に2度も脱走事件があり、ほんとに悪夢のようでした。奇しくも2件とも黒猫です。
保護活動を始めてから、13年間、一度も脱走騒ぎがなかったのに、立て続けに2度もあるなんて(涙)これから脱走対策をもっと徹底してもらわないとだめだなあと猛省しました。猫が脱走して、行方不明のままになったら、ご家族も、当の猫も、関わった人も全員が苦しくて悲しい思いをしてしまいますから。。。

とにかくほんと、すずめが無事に戻ってこれて良かった。SNSでもたくさんの方がシェアをしてくださったり、気にかけてくださって、ありがとうございます。猫探偵の藤原さんにも感謝です。脱走してすぐの時はみんな動揺していて、探偵を頼もう!と決めてからも、最初はなかなか電話が繋がらなくてやきもきしました(笑)が、冷静に的確なアドバイスをくれて、ご家族のかたも安心だったと思うし、私たちも心強かったです。

皆さま、どうか脱走にはご注意ください。

本当に生き地獄ですよ。何をしていても、頭から離れないし、ご飯食べる時も寝るときも、罪悪感を感じずにはいられないし。仕事をしていても、何していてもふっと思い出しては絶望的な気持ちになるのです。長く暮らしていると常に緊張感を保っているのは難しいことだとは思います。なので、やはり危ないなと思う場所があれば、柵をつけるなど、物理的な対策が必要なのだと思います。特に、一戸建てでご家族の多い方はリスクも高くなります。みなさまどうぞ気をつけてください。