第2回 相棒に選んだのは捕獲器に2回も入った人間嫌いの元野良猫


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大人猫推進プロジェクト第二回目にご登場いただくのは、ラブコ卒業生のチョキ&アイコ兄妹とモドキンスキーの里親様のYさんご夫妻。

猫と暮らすのが初めてだったご夫妻の元に、まだ子猫だったチョキ(現ムギくん)とアイコ(現ドロシーちゃん)兄妹がやってきたのは2016年のこと。初めての猫との生活を楽しんでいたお二人でしたが、3年後の2019年に残念ながらドロシーちゃんを病気で亡くしてしまいます。

寂しそうなムギちゃんのために相棒を…と考えた奥様のミホさん。そうして選んだのは、なんと人間嫌い度ではラブコで一二を争うモドキンスキー(現モド)でした。

なぜスタッフさえも触れない難しい大人猫を迎えようと思ったのか。また現在に至るまでのムギちゃんとの関係などを伺います。

「この先どれくらい生きるかわからなけど、ムギにとって悲しい期間は短い方がいい」

ドロシーちゃんは、3歳という若さでFIPで亡くなりました。Yさんご夫妻は闘病から看取るまでとても辛い経験をされましたが、ミホさんが比較的早くにまた猫を迎えようと思われたのにはある思いがありました。

「仲良しのドロシーがいなくなって、ムギはとても寂しそうでした。ご飯もあまり食べなくなってしまって…。そのうちにふと、この先どれくらい生きるかわからなけど、ムギにとって悲しい期間は短い方がいよねって思うようになったんです」

山口家に来たばかりのドロシー(左)とムギ(右)
山口家に来たばかりのドロシー(左)とムギ(右)

そんなミホさんに対し、ご主人のユウキさんは猫を迎える気持ちにはなれなかったそう。

「僕は、ムギがひとりになるのは運命だったと思ったんですよね」

ミホさんもユウキさんの気持ちを尊重しつつ、折に触れて相談をしていました。が、なかなか首を縦にふらないユウキさん。ミホさんは、その間も何度もお一人でラブコに訪れてくれていました。そうして、ムギちゃんの相棒にと心を決めたのがモドキンスキーです。

 

モドキンは元野良猫で脱走猫の捕獲作戦の時にたまたま捕獲器に入ってしまった猫。警戒心が強く、目があえばイカ耳で威嚇してくるタイプです。一方でその個性的な風貌とキャラクターからファンも多かったのですが、里親になって一緒に暮らすとなると話は別のはず。スタッフも「なぜっ!?」と思ってしまうほどの驚きの選択でした。

 

「モドキンにはもちろん威嚇されましたけど、怖いとかは全然思わなかったんですよねー。隅っこの方にコソコソと逃げて隠れてしまうところも“面白〜い!可愛〜い!!”って」

最初にモドきんに会ったときの印象を語るミホさんとユウキ氏
ラブコにいた頃のモドキンスキー。常におでこに縦皺刻んでましたw

もう僕は知らないよ。何があっても責任取らないからね!って思いました

子猫ではなく大人の猫を選んだのも、ミホさんなりの考えがあったそう

「子猫の可愛さや一緒に暮らす楽しみは、ムギとドロシーで十分味わいました。新たに迎える子は大人猫でと思ったのは、子猫との生活って実はとっても大変だったので 苦笑」

小さい頃は目が離せないほどやんちゃだったムギちゃんとドロシーちゃん。細々としたものは表に出しておけず、家の中は常に片付いている状態になったとか。

「ふたりのおかげで、いつお客様がいらしても大丈夫な家になりました 笑」

そんなムギちゃんもすっかり落ち着いた今、ミホさんが大人猫に目を向けたのも自然なことだったのかもしれません。

 

モドキンスキーを迎えることになったのは2019年10月のこと。ドロシーちゃんが亡くなって5ヶ月が経った頃です。ミホさんはついにユウキさんを連れてラブコを訪れます。

「一緒に行って『モドキンに決める』って、半ば押し切られる形に。。もう僕は知らないよ。何があっても責任取らないからね!って思いました …」とユウキさん。

最初は新しく猫を迎える気にはなれなかったと言うユウキ氏

初日、ケージに入ったモドちゃんにムギちゃんは威嚇をしたそう。

「ムギがシャーシャー言うのを初めて聞いてびっくりしました! でも初日だけで2、3日後にはモドのケージにどんどん入って行くようになっちゃって。モドはドン引きでケージの端っこにめり込んでましたね 笑」

 

ケージの中で固まっていたモドちゃんも数日中に外に出て、潜り込める隙間から隙間へと移動しながら生活するようになりました。

「最初はソファーの下でしたが、冬になったらコタツの中に篭城…。とにかく私たちが家にいると全く動かないので、場所を移動する度にお水やご飯を運び入れてましたね。“コタツの神様“になってからは、フード付きのトイレを入り口に差し込んだりもして…」

淡々と楽しそうに語るミホさんとユウキさん。個性強めのモドちゃんに目をつけたのもうなずける強者ぶりです。

コタツの神様
こたつの神様と呼ばれていたモド

そんなモドちゃんも今や人がいても家の中を自由に歩き回るように。もちろん、ムギちゃんとも大の仲良しになりました。

「とにかく、ムギがグイグイ行く性格だったのが良かったみたいですね。ムギが家の中で自由にしている様子を見てて安心してくれたとも思います。2ヶ月後の12月には人前に姿を見せてくれるようになって 笑。ムギって甘噛みも結構キツめなんですが…毛繕いしてもらうのが好きみたいで自分から寄ってってます」

 

今では、ミホさんが朝起きると「おはよ〜、起きた〜?」とばかりに鳴きながらスリスリしてくるまでになったそう!! さらに、ご飯の時なら普通に触らせてくれるようになったとのことで、スタッフもモドちゃんの変化ぶりに驚きです。

ふたりでご飯くれアピール

ラブコではスタッフも心が折れるほど人を拒絶していたモドちゃんでしたが「モドはいつか変わると思っていた」とミホさん。ラブコの保護猫チヨコさんにも可能性があるか聞いてみると…。

「絶対変わると思う!」と断言してくれました。

 

「今でもたいて近づくと逃げるんですけど、自分が甘えたい時はすり寄ってきてくれて。ツンデレ的な。それが嬉しいんです」と語るミホさんに「そういう恋愛体質の人みたいだよね」と笑って返すユウキさんでした。

ミホさんの次なる夢はモドちゃんに膝に乗ってもらうことだそうです。

モドキン話で盛り上がる人たち

お休みのところ取材に応じてくださりありがとうございました。

ムギちゃんとモドキンのことはきっとドロシーも近くで見守ってくれていますね

猫たちの様子はミホさんのinstagramでご覧いただけます

 

 

末長くお幸せに!

 

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